マスムネの教室

現役数学教師による役立ち情報発信ブログ

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【中2数学 連立方程式編】 難問だけどクセになる良問シリーズ 第4弾!

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さて、今回は初の2年生の単元、『連立方程式』です。

しっかり問題を読めば、解答の糸口はつかめます。

よく読んで考えてみてください。

 

では、問題です。

次の連立方程式の2つの解$x+y$の和を求めなさい。(雲雀丘学園) 

{\displaystyle \begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} 269x-53y = 84 ・・・①\\ 391x + 713y = 26・・・② \end{array} \right. \end{eqnarray} }

 

 

 

皆さん解けましたか?

では解説します。

 

 【解答・解説】

①+②より, $660x+660y=110$

両辺を660で割ると,  x+y=− \dfrac{1}{6}

答え. − \dfrac{1}{6}

 

以上です。めちゃめちゃ短い!!

ちなみに,普通に加減法や代入法で解くと,

解は,  x= \dfrac{557}{1932} ,  y=− \dfrac{235}{1932}となります。

 これを求めようとするのは,この問題の趣旨に反します。

 

この問題のポイントは,解を求めるのではなく,解の和を求めるというところです。

このことから,『解を求めるのでない』ことが分かるといいですね!

 

この問題から得られる『他の問題に応用できるエッセンス』略してOSは,

 

『求められているもの($x+y$)から逆算して解き方($x+y$を作りたいから①+②を使用!)を考える!』

 

これは,割と数学の応用問題の王道スタイルなので,しっかり覚えておいてください。

 

最後までご精読いただき,ありがとうございました。

 

 

 

 

【Apple Watch使用3ヶ月レビュー】迷ってたら『SE』をおすすめする7つの理由

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さて今回は、Apple Watchについて解説したいと思います。

マスムネは、2021年4月にApple Watchを購入しました。

前に使っていたG-SHOCKの調子が悪くなり、そろそろ替え時かなと思っていました。

G-SHOCKブランドの安心感で、ここまで買い続けてきましたが、2,3万円出すなら、以前から気になっていたApple Watchもアリだなと思っていたところでした。

 

3ヶ月以上使ってきて、思うことは『買って良かった〜〜!』の一言!!

 

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【中3数学 数式編】難問だけどクセになる良問シリーズ 第3弾!

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さて今回は、『難問だけどクセになる良問シリーズ』第3弾!中3数式編でお送りします。

今回の問題は、「式の値」です。

この「式の値」という単元は、1年、2年、3年と登場します。

しかし、3年の問題から新たな解き方が含まれてきます。

今日はそういった問題です。

 

では、今日の問題です。

 

問.$a+b+c=0,abc=-4$  のとき,$(a+b)(b+c)(c+a)$の値を求めなさい。

 

 

 

いかがでしょう?

では、解説していきます。

【解説】

$a+b+c=0$のとき,

$a+b=-c$,$b+c=-a$,$c+a=-b$が成り立つので,

    $(a+b)(b+c)(c+a)$

$=(-c)×(-a)×(-b)$

$=-abc$

$=-(-4)$

$=4$

 

よって、答えは4となります。

 

特にポイントとなるのは、 『$a+b=-c$,$b+c=-a$,$c+a=-b$が成り立つので,』

この発想ですよね。

 

数学がなかなか伸びない人は、こういう問題の解説を読んで、

『こんなんひらめかんわー』と思うでしょう。

 

マスムネも、そっち側の人間でした。

 

なんでこんなこと思いつくの?

というか思いつく人いるの? 

なんて思ってました。

 

しかし、いざ数学を教える立場になってみると、色々わかってきたんです。

応用力、ひらめきを身につけるために、押さえておくべきポイントがあるんですよね。

 

数学の問題練習で、大切にするポイントはズバリ、

『この問題の解き方は、どのように他の問題に活かせるのか』という視点をもつことです!

 

今日の問題の解き方は、どのように他の問題に活かせるのか?

それは、

『与えられた値($a+b+c=0$,$abc=-4$)を、与えられた式($(a+b)(b+c)(c+a)$)に代入できるようにすること』

 

です。基本問題なら$a=○,b=△,c=□$と値が与えられるんですが、今回は$a+b+c=0$,$abc=-4$と与えられている。

ここで考えるのは、これらを代入できるようにすること。方法は2つ!

①値の式の方を変形するか

②与えられた式の方を変形するか。

 

今回は①でした。

ちなみに、対称式の問題は②の方法ですね!

 

こんな感じで、一つひとつの問題に宿る、他の問題に用できるッセンス(略してOS)を抽出する作業が、数学力を伸ばす作業になります。

 

これを理解していないと、数学の勉強がパターンの暗記になり、一定のレベルまでしか伸びなくなります。

 

ぜひご参考にしてください。

最後までご精読ありがとうございました。

 
 

 

 

 

【3日坊主を克服!】習慣をつくるたった1つの方法

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はじめに

さて今回は、

何をやっても続かない!

目標を決めたはいいけど、達成できたことがほとんどない!

といった皆さんに送りたい記事です。

かくいう私も、そういう部類の人間です。3日坊主で飽き性で、すぐ他のことに気が散っちゃいます。

 

そんな僕が昨年末(2020年末)に、一冊の本に巡り合いました!

その本はコチラ!!

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『小さな習慣』著:スティーブン・ガイズ  です。

 

この本を読んだ後、価値観が変わりましたね。

「なるほど」がたくさんあり、内容がすっと入ってきました。

ここからは、本の内容を少し話します。

 

『小さな習慣』について

この本の著者も、毎日30分の運動を習慣にしたいと思っていたが、挫折していたそうです。

そんなときに、ふと思いつくのです。

何をやってもダメなら、1日1回だけ腕立て伏せしてみようと。

 

すると、本当に1日たった1回の腕立て伏せをするだけでいいので、

何日か続きます。

そして、いろいろなことに気づきます。

 

こんな簡単なことでも継続すると心境に変化が起こることを。

だんだんと誇らしくなり、自信がついていく。

 

どんな最悪の状態でも続けられることは、習慣づくりにおいて、とても重要ではあることを。

 

小さな習慣が、リバウンドを起こすことなく、少しずつコンフォートゾーン(人間が持つ、“快”を感じる範囲)を広げることができることを。

 

著者は、とうとう1日1回腕立て伏せという習慣を1日30分のトレーニングという習慣まで作り上げることに成功します。

 

まとめ

途中に出てきたコンフォートゾーンをはじめ、脳の仕組みや科学的根拠を用いて説明がなされています。

なぜ小さな習慣がいいのかの根拠も納得ですし、

同時に、私が3日坊主になってしまうのかもよく分かりました!笑

 

日本語に訳された本なので、多少ら文章表現が気になるかもしれませんが、わかりやすい言葉で書かれているので、意味が分からないとかはなかったです。

 

ぜひ習慣づくりに困っている方は、参考にしてください。

 

 

 

【中3数学図形】難問だけどクセになる良問シリーズ第2弾

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こんにちは、マスムネです。

今回は、『難問だけどクセになる良問』シリーズ第2弾!をお送りします。

 

 

今回は図形問題なんですが、この問題、実はマスムネが高校入試のときに出会った問題なんです。

30を過ぎてもなお、忘れてないというのが、悔しさの大きさを表しています。

さあ、さっそく問題にうつりましょう。

 

 

 

 

問.$∠x$の大きさを求めなさい。

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見えないものが見えるかがポイントです。

当時のわたしには、何も見えず、焦って、パニックになって、時間だけが過ぎていった記憶があります。

 

みなさんは、見えましたか?

 では、解説します。

 

解説

①まず、 ∠OBC を求めると、180°-94°-51°=35°

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【ポイント】

☆ここで、$35°$という結果から、$∠CAD=∠CBD $であり、円周角の定理の逆を利用して、$4点A,B,C,D $が同一円周上であることが分かる!

☆そして、$∠BAC=∠x$ ということが分かる

このポイントに気づかないと、この問題は解けません。

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そして、最後に△ABCの内角に注目して、∠BAC=59°と分かる。

よって、∠x=59°とわかりました!

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【まとめ】

いかがだったでしょう。

当時のマスムネは、『円周角の定理』は大事にしてましたが、『円周角の定理の逆』は、だいぶ軽んじていました。正直、なめてました。

その結果、入試本番で痛い目に遭いました……。

 

今となっては、『円周角の定理の逆』は、重要な定理と認識しています。

定理や公式は、意味があり、使いどころもきちんと理解することが大切です。

 

数学を学ぶ学生のみなさん、特に受験生のみなさんのご参考になれば幸いです。

最後までご精読ありがとうございました!

【小中学生から社会人まで必見!】脳科学的!頭が良くなる、成績が上がる9つの習慣

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こんにちは!マスムネ(@mathmune532103)です!

 

今回は、幼児、小学生から社会人まで役立つ脳科学的に正しい『頭がよくなる、成績が上がる9つの習慣』を紹介したいと思います。

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